ホームページの文字とフォント
今週は、ホームページ作成の初心者を対象にホームページの基本を紹介します。テーマは「ホームページにおける文字とフォント」です。ワープロソフトなどでは、文字のサイズやフォントを厳密に指定できますが、ホームページはHTMLならではの文字表示となります。レイアウトを作成する際の参考にもなるので、しっかりとマスターしてください。

→ ホームページに表示される文字サイズ
 
ワープロソフトでは文字サイズをpt(ポイント)などで指定しますが、ホームページの文字サイズはこれほど厳密なものではありません。「FONT」タグを利用すれば1〜7の範囲で文字サイズを指定できるものの、この文字サイズは訪問者のOSやブラウザの種類により変化してしまいます。また、多くのブラウザでは訪問者が文字サイズを変更して表示できるようになっています。つまり、「FONT」タグで指定できる文字サイズは相対的な文字サイズ(見出しと本文など)にしかならないわけです。
Internet Explorerでは、文字の表示サイズを「最大」〜「最小」の5段階に切り替えて表示できる


→ ホームページに表示される文字のフォント
 
同様に、ホームページでは文字のフォントを指定することも不可となっています。これは、Windows版のInterenet Explorerにおける初期フォントが「MS Pゴシック」になっていることでも確認できるでしょう。Windowsでは標準的な「MS Pゴシック」も、Mac OSやUNIXには標準装備されていません。さらに、訪問者が文字表示のフォントを変更している可能性もあります。要するに、表示される文字フォントも訪問者の環境によりマチマチとなるわけです。
Internet Explorerでは、標準の文字フォントをユーザーが自由に変更できるようになっている


→ CSSを使えば文字サイズ、フォントの指定も可能に
 
このように、ホームページに表示される文字は訪問者の環境により大きく変化します。その結果、ページ全体のレイアウトが乱れてしまう可能性も十分にあり得ます。よってホームページを作成するときは、文字サイズなどが多少変化してもレイアウトが大きく崩れない構成にする必要があります。なお、CSS(Cascading Style Sheet)を利用すると、文字サイズやフォントをある程度指定してホームページを作成することも可能です。初心者には少し敷居が高いかもしれませんが、気になる方はホームページや書籍でCSSを勉強してみるのとよいでしょう。


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